現場責任者向け救命救急法を学ぶ
AEDの使用方法から出血・骨折の対応方法までもご紹介
ベーシックプラスプログラム(成人)
ベーシックプラスプログラム(成人)は大人への救命救急法を学ぶプログラムです。
心臓マッサージや人工呼吸の方法からAEDの利用方法、山や川で起こる事故への応急救護法まで幅広くご紹介します。
救急ツールや環境が十分でない中でも対応できるようなアドバイスも行いますので、有意義なセミナーです。出来るだけ早期に対応することが、障害を最小限に食い止めるために大いに役に立ちますから、救急隊が到着するまで現場の責任者として対応する方たちにお勧めです。
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写真は4名で一セットのAEDの訓練機とダミーを使う場合の練習風景です。
一人は実際に救命法を実施するメイン訓練者、一人は訓練の手順が書いてあるテキストを読み上げて実践者に流れを紹介していきます。さらにもう一人は補助役としてメイン訓練者のサポートを行います。4人目は次のメイン訓練者になるために様子を見ながらイメージトレーニングをしていきます。
もちろん、いきなりAEDの使用を含めた訓練を始めることはなく、感染予防用のバリアの取り扱いから傷病者に意識があるかないかの確認、呼吸の有無の判断方法、そして心臓マッサージの方法と実際の現場で役に立つテクニックというように、一つ一つパートに分けてスキルを習得した後、それらを組み合わせる形にレベルアップしていきます。また、参加者の皆様が居合わせる環境に即し、起こりうるシチュエーションを想定してロールプレイを行っていきます。
この方法は一つ一つのシンプルなスキルを繰り返し、イメージと動きを体に覚えこませてから次の行程に移るようになるため、確実に技術が身に付きます。
また、包帯や三角巾という固定具の使い方も実践の中で身に付けてもらうため、骨折や、出血などの怪我が起こる可能性が高く、その対応が難しいキャンプ・課外活動の指導をする方やグループでアウトドアに出掛けることが多い方にもお勧めします。
受講料 ¥14,800 約7時間
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コース内容
◆応急手当てプロバイダー
- 応急手当てプロバイダー
- 法的な側面
- 緊急事態に気づき、助けようと決める
- かかわる人の安全
- 汚染した手袋を外す
- 救急医療サービス(EMS)
◆突然の心停止
- 呼吸器系と循環器系
- 突然の心停止と早期除細動
- 蘇生の連鎖
◆基本的なCPRスキル
- 胸部圧迫
- レスキュー呼吸
- 初期の評価 - 意識なし
◆生命を支えるための基本スキル(BLS)
- 意識不明、呼吸あり - 回復体位
- 意識不明、呼吸なし - CPR
- 自動体外式除細動器(AED)
- AEDの基本的な操作
- AEDのトラブル解決とその他の注意事項
◆異物による気道閉塞
- チョーキング - のど詰まり
◆応急手当ての評価
- 初期の評価 - 意識あり
- 二次評価(オプション)
◆重傷の手当て
- 出血のコントロール
- 止血帯(オプション)
- 内出血
- ショックの管理
- 頭、首、または背中のケガ
- 四肢の腫れ、痛み、変形
- 副木(オプション)
◆熱傷(ヤケド)
- ヤケド
- 化学物質によるヤケド
- 電気的なヤケド
◆急病の手当て
- 突発的な病気の警告兆候
- 意識レベルの変化(意識障害)
- 脳卒中
- 糖尿病の緊急時
- けいれん発作
- 呼吸困難、息切れ
- ぜんそく
- 定量薬剤吸入器(オプション)
- ネブライザー(オプション)
- 激しいアレルギー反応
- エピペン®自己注射器(オプション)
- 胸の痛み、激しい圧迫感や、不快感
- 激しい腹痛
◆中毒
- 飲み込みによる中毒
- 吸い込みによる中毒
◆環境による緊急時
- 熱疲労
- 熱射病
- 低体温症
- 凍傷
◆その他の注意事項
- 緊急移動
- 精神面の考察事項
◆個々の問題の応急手当て(すべてオプション)
- 切断
- 刺さった物体
- 開放性の胸のケガ
- 開放性の腹部のケガ
- 目に刺さった物体
- 目に入った化学物質
- 鼻血
- 歯のケガ
- 妊娠の合併症
- 咬み傷と刺し傷
- ヘビの咬傷
- クモの咬傷
- 刺す虫 (虫刺され)
- ダニの咬み傷
- 海の動物による刺し傷
- 人間や動物による咬み傷
受講料 ¥14,800 約7時間
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